習慣

習慣について

『Atomic Habits』を読んで、思ったこと。

今までも、やったら良いと思って習慣にしようと思ったことは何度もあった。自宅で筋トレしたり、ランニングしたり、毎晩ストレッチしたり、ベジタリアンになったり、毎日日記を書いたり、英語勉強したり、他にも色々ある気がする。

でも、1〜2ヶ月経つと辞めてしまう。目に見える成果がすぐに欲しくなる性格もあり、特に大きな変化を感じないとすぐに辞めてしまう。

目標を立てて、何かをやることもあったけど、ある程度達成されるとそれは習慣ではなくなり、元の生活へと戻ってしまう。そんな感じで過ごしてきた気がする。

でも、今回Atomic Habitsを読んでハッとしたのは、その短期間ではわからない小さないい習慣は、期間が長くなれば長くなるほど複利の力で効果は目に見えて大きくなるということ。

1日に1%の向上が、365日積み上がれば、結果は1.01の365乗で37倍にもなるらしい。逆も然りで、1%の後退が365日積み上がると、それはほとんどゼロに近くなる。

例えば、毎日ストレッチして身体を柔らかくしても短期間では大きな恩恵を感じにくい。2ヶ月で身体が少し柔らかくなっても、生活面で大きな恩恵を感じることは若いうちはあまりないかもしれない。

しかし、10年20年と経過して、その期間続けていたときに初めて大きな恩恵を感じるのではないかと思ったのだ。50を越えて、周りは身体が重い、肩が上がらないと言い始める頃、身体が柔らかく関節も回り、何不自由なく若い頃と同じように機能する身体を維持していることを実感して、毎日ストレッチすることの恩恵を感じるのではないかと思ったのだ。

他の分野の習慣でも同じことが言えるだろう。

そして、少しでも改善される行動を続けるようと思ったとき、『習慣』というのが大切なのだろう。

目標があって頑張れるのもいいが、目標を達成したら燃え尽きてしまうことも考えられる。また次の目標、また次と永遠に何かを追い求める事にもなりかねない。

しかし、歯磨きの様な習慣になってしまえばそんなことは関係ない。歯磨きすることを、虫歯にならないという目標の為にやっていると言えないことはないが、基本的には習慣になっていて毎日やるのが当たり前になっている。

その習慣の恩恵として、健康的な歯を維持できるのだと思う。同じように、ストレッチでも、読書でも、語学の勉強でも、自分のやりたいことや少しでも良くなることを習慣にすれば、目標など関係なくずっと続けることができるのが、習慣を作る素晴らしさなのだと思う。

そんなわけで、私も小さな改善につながる習慣をこれから作り上げていきたいと思う。

ぜひ『Atomic Habits』読んでみて欲しい。よくある習慣の本よりも、新たな発見や新しい視点を得ることができると思う。