お金のいらない世界になれば、理論上は全てが解決するように思う。お金という人間が生み出しただけの元々自然には存在していなかったものが、この世界のあり方を歪めている。そんなことを考えていると『お金のいらない国』という本のシリーズをすでに出版されている方がいた。まさしくこの方が書かれているような世界観が理想なのだと思う。
地球に生活している人間の精神性がこれから高まっていけば、実際にお金のいらない世界の実現もあり得ると思う。ただ一つ言えることは、今のお金が中心の世界で、消費が経済を回している状態を続けていけば、この世界は近い将来破滅するだろう。
そんなことにも気づくことができず、これからも売上というただの数字を追い続けて、人々は疲弊し、地球環境は破壊され、世界が破綻すれば、なんと馬鹿らしいことだろうか。人間が勝手に作り上げた概念によって、自らの種のみならず地球の破滅を招くのだから。